Windows用 あやめ

独特な操作と豊富な機能が特徴のランチャーソフト

あやめは、独特な操作と豊富な機能が特徴の、ランチャーソフトです。画面の端をクリックするか、マウスジェスチャーをすることによりメニューを呼び出して、フォルダーやファイルを開いたり、ソフトを実行できるのが特徴です。さらに、独自のバッチ処理や起動・終了時の自動実行など、見た目からは想像もつかないほど多くの機能が搭載されています。変わったランチャーを探している人向けのソフトとも言えるでしょう。

あやめはインストールが不要で、解凍したフォルダー内の「ayame.exe」を開いて実行します。画面の上下左右の端に1ピクセル幅のランチャーが表示されますが、見た目にはほとんど分からないでしょう。まずはタスクトレイのアイコンを開いて、メニューに表示するフォルダーやファイル、ソフトを登録しましょう。登録されたファイルやフォルダー、ソフトを起動するには、画面の端にマウスカーソルを置いてクリックし、表示されたメニューの中から選択しましょう。また、マウスジェスチャーを有効にすると、マウスのボタンを押したままカーソルを左右に振るなどの操作でメニューを呼び出せる点も便利です。

独特な操作性にも関わらずあやめが支持されているのは、単なるランチャーに留まらない点に理由があるでしょう。中でも、搭載されたバッチ処理と、起動・終了時の自動実行機能は、プログラム開発に関心がある人にとって興味をそそられる要素があり、組み方次第で大きく省力化できる魅力があります。例えば、Windowsの起動時に、指定したフォルダーやファイル、ソフトなどを自動で開く、といった作業の自動化も可能です。

ただ、バッチの作成方法を含めて、マニュアルの解説が分かりにくいのが残念なところです。特に、初めて使う人にとっては、何から始めれば良いのか見当が付かないことでしょう。初めて使う人にも分かるよう、マニュアル内容の充実が強く望まれます。また、Windows VistaやWindow 7、Macに搭載されているDock型ランチャーとは異なり、見た目の派手さは全くありません。見た目を重視するなら、同種ソフトのRocket DockやObject Dockをお勧めします。

あやめは、独特なインターフェースと豊富な機能が特徴の、ランチャーソフトです。